杏仁豆腐

○○豆腐という名称から分かることは,杏仁豆腐は豆腐の登場後に登場したということですね(当たり前じゃ).

出来上がりが500ccの杏仁豆腐

材料:
アマレット(酒屋さんにあったりします.大瓶を買うと中々減らないかも) 大さじ2
牛乳あるいは無調整豆乳 300cc
水 200cc
砂糖 30グラム
粉ゼラチン 5グラム
練乳 大匙2
クコの実(ドライフルーツの格好で売られています) 数粒
スコッチウイスキー(水でもよいが) 適宜

作り方:
乾燥クコの実はウイスキーを水(分量外)で適当に割ったものに浸してぷんぷくりんにする(数時間かかります).
気を取り直して小鍋に水を温め,砂糖,粉ゼラチン,牛乳入れて温度を80度まで上げて溶かして火を止め,練乳とアマレットを入れて混ぜる.荒熱を取る.
室温程度に冷えたら適当な容器に入れて冷蔵庫へ入れて固める.
適当に盛ってクコの実を1個乗せて出す(どこへ).

台所に温度計はあった方がいいです.なにかと都合が良いです.

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純喫茶

もうほとんど死語だとおもうのですが,むかし「純喫茶」という喫茶店のカテゴリとそういうお店が近所にあって,子供心に「嗚呼,たぶん夏になって【冷やし中華始めました】なんていう張り紙をしない喫茶店のことなのだな」と思っていました.

でも純喫茶の定義は違っていたのですね.知りませんでした.wikipediaによれば(またか)「純喫茶(じゅんきっさ)とは、酒類を扱わない、純粋な喫茶店のこと。酒類を扱い、女給(ホステス)による接客を伴う「特殊喫茶」に対しての呼称。」なんですってね.

「女給」って言葉も古いですが(すでに変換が出ない),「特殊喫茶」ってのもすごいですね.聞いたことない語です.

父「じゃあ母さん,ちょっと特殊喫茶行ってくるから」

とても言えませんね.

***

ホステスを女給と言うなら,ホストは男給ですか.「だんきゅう」だと「段丘」しか漢字変換に出てきませんな.河岸段丘,習いましたよ地理でその昔.

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程度問題

近所の小学校の校庭にあるプールの外壁を見上げて撮影.


ちょっとならあるいは..喜ばれたり?

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「昔の名前で出ています」 (小林旭)

名古屋往復の新幹線にての車内アナウンス
…網棚の上のお荷物をどうしたこうした…
思わず見上げましたが,網棚じゃなくてもあれは網棚と呼ばれ続けるのですね.
似た例が他にもありますでしょうか.

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からくり木工

rabbit.JPG

蓮渓円誠(はすたに・えんじょう)さんというからくり木工芸品作家の方の作品です。かなり前に,たまたまそういった木工品を集めた展示会を覗いて発見しました.いまはうちで焼いてます.



作品のタイトルは「ホットケーキ」だったような・・・

***

BGMを短調にしたもんだから「毎日毎日何年焼いても自分のお店を持てない哀愁」が漂う結果となってしまったことを謹んで書き添えます.上がらない雨はないぞウサギ.

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おまけ


youtubeの動画編集機能では付けたBGMの編集がフェードアウトも含めて一切できないのが不満.楽曲提供者との契約でそうなっているのでしょうけれど,フェードアウトの加工ぐらい認めて頂きたいものです.

語源 appleとmelonと果物

語源ネタ引っ張ります.原典はこれです.


画像の引用元

英語の“apple”は古い英語(大体西暦450年〜1100年)においては「すべての果実」を指していました.調べるまで知りませんでしたわ.1700年頃においては「berry(果皮が柔らかく汁気の多い果実)以外の,nutsを含んだ全ての果実」が“apple”の意味だったとされています.

例としては1100年〜1500年頃の英語“appel of paradis(綴り間違いではありません:天国の果実)”はバナナ(bananaは西アフリカ(おそらくセネガル辺り)の言葉),“fingeræppla”はそれより古い言葉でデーツ(ナツメヤシ)のことだったとのことです.

(ナツメヤシ:画像の引用元

うーむ.だからパイナップルはpineapple,つまり「松かさ(状)の果実」なわけですな.どうも昔からpineappleって変な命名だなと思っていました.まるでリンゴじゃないですもんね.

となれば(旧約)聖書に登場する「禁断の果実」はappleですが,実はリンゴとは限らないことになるわけです.現にwikipediaの“forbidden fruit”,禁断の果実の項では
Potential forbidden fruits of the Garden of Eden include the apple, pomegranate, the fig, the carob, the etrog or citron, the pear, and, more recently, the datura.
となっていて,曰く,リンゴ,ザクロ,イチジク,イナゴマメ(なにそれ),シトロン,ナシ,チョウセンアサガオ(幻覚作用がある)が「禁断の果実として可能性がある」となっています.

メロン行きます.

大雑把に言うと“melon”は「甘い,瓜的な果物」を指す言葉のようで,その元をギリシア語からの由来で説明するとmelopepon,これはmelo+peponだそうで,meloが「果実(apple)」,peponが「ある種の瓜」で,peponはまた「日光を浴びて熟れた」という意味とも繋がるようです(よくわかりませんや).さらにややこしいことに,peponがpumpukinに変化していくようなのです.メロン見てたらカボチャも出てきた.

カボチャはウリ科の植物で,アメリカではよく熟れた黄色いものだけを“pumpkin”と言います.ハロウィンのカボチャは確かに黄色い.凶悪な顔です.

(画像の引用元

しかし黄色くないものは“squash”で,日本の緑でおなじみのカボチャはこれは“kabocha squash”だそうです.

なんか知らんですが辻褄がすべて合っているように見えます.
語源を調べるとすぐいろいろ繋がって迷宮入りします.

***

以前読んだ日本語の語源辞典だったかには,「木になるもの」,つまり「木のもの」の「木(き)」を「木(く)」とも読むことから「くのもの」と言うようになり,またこれとは別に「〜のもの」を「〜だもの」と言うように変化して,木になる実を「くだもの」と言うようになったと書いてありました.

同じ例で,「毛の生えた動物」を「毛(け)のもの」と言い,これも転じて「毛だもの」と言うようになったらしいのです.これに字を当て「獣(けだもの・けもの)」という訳です.

以前から,ヤクルトが『きになる野菜』という野菜ジュースを出していますが,これは「木になるのは本来は果物」ということから逆説的な,そして健康のために「気になる」野菜,というのを混ぜたネーミングにしてあるのだと解釈できます(違ってたりして).

というように,語源から言えば,野菜は木にはならないものを指します.しかし定義はいろいろあって,スイカやメロンを果物とする場合も,野菜とする場合もあるようです.

よく引用する5訂食品成分表では,スイカ,イチゴ,メロンなどは果実類になっていますが,【JA全農による見解】という文面によると
一般に、野菜はいろいろな部分を食べるのに対して、果物は実だけを食べるのが特徴です。(ウン納得)例えばキュウリやエンドウは実、ダイコンやゴボウは根、キャベツやレタスは葉というように、野菜の食べる部分はさまざまですが、果物は必ず実です。

また、野菜は一年生か二年生の草で、収穫が終わると畑を片付けて次のものを作りますが、果物は多年生の木になる実ですが、同じ木で何年も、時には何十年も収穫を続けられるのも大きな違いです。(これも納得)
したがって、これに基づくと、スイカやメロン、イチゴは野菜に分類されますね。
となっています.引用元はここ

今回も疲れました.禁断の果実かもしれないナシ食べます.あ あれは西洋ナシ(pear)でしたか.

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語源 bookと本

語源を調べるのが好きでして.

よく参考にしている英語の語源辞典では,book(名詞)の語源はゲルマン祖語の*bokizであるらしく,これは「ブナの木」のことであったとあります.現在のドイツ語では確かに「本」が“Boch”,「ブナの木」が“Boche”になってまして,繋がりを予想させます.つまり,ブナの木の板に文字を書いて(刻んで)保存したということが読み取れます.語源辞典の方には,『ルーン文字がブナの木の板に刻まれて云々』とあります.そして現在の英語ではブナの木は“beech”で,やはり面影があります.

ラテン語とサンスクリット語でも,「書くこと」を表す語の語源はそれぞれ(英語で言えば)“birch”(樺の木),“ash”(セイヨウトネリコ)だそうです.それらが代表的な字を刻む木版の材料だったのでしょうか.日本でも「木簡」や「竹簡」のことを日本史で習いました.竹が育つのはアジア圏がメインですね.

さて,「本」の語源はこのサイトの記述を引用しておきます.つまり

漢字の字音「ホン」から。
「本」の字は、木の根の太い部分に印をつけ、その部分を示した漢字で、漢語では「太い木の根」や「草木の根」をさす。
日本では、物事の「根本」や「基本」といった意味から、「手本」や「模範とすべきもの」の意味を表すようになった。
そこから、書写の元となるような書物を呼ぶようになり、書物全般を言うようになった。

となっています.つまり,「本」は書かれたものの材料とは直接関係無く,意味から来ていて,初めに見た“book”のように,書かれた材料(ブナの木)を語源としているわけではないということになります.

***

一方,動詞としての“book”(予約する)は13世紀の初頭に「本に書き込む,記入する」という意味で使われ始め,1841年の某所の記述に「席や場所のために記入すること,列車のチケットを発行すること」の意味で使われたとあります.

使っている英語の語源辞典は,ここです.

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あの人はいま 飛行機編

以前の記事で、船の航行をリアルタイムで表示するサイトのことを書きました(こちら).今回は航空機です.

FlightAwareというサイトで,世界中の航空機(旅客機)のリアルタイムでの航跡が表示されます.

たとえば,9月1日の12時50分に羽田を飛び立った日本航空117便は,大阪の伊丹空港に着陸する予定でしたが,雷雲が着陸を阻んだため,関西空港(RJBB)に進路変更して上空をぐるぐる回って,通常より遅れて着陸しました.


その航跡が

のようになっています.東側から飛んできて,伊丹空港(RJOO)の手前で「あららら」となって進路変更,ぐるぐる回ってから関空に降りたようです.理由が不明ですが関空のところの航跡はグラフには出ていません(この図が記録としては最後の図).

また,このときの速度と高度のグラフも表示され,

となっています.左軸が高度,右軸が速度です.これを見ると,13時30分を過ぎたところで着陸をやめて再度上昇,関空まで行って14時17分に降りています.そこで乗客を下ろした後,その機体を定刻では伊丹空港を14:30に飛ぶJAL120便に使うために,今度は関空から伊丹空港へ回送飛行をしています(元々,JAL117便の復路の便がJAL120便の予定だったという意味です.また,回送理由はこのサイトには表示がありません.他の情報を調べてここに書いています).

***

というように,知人の乗ったはずの飛行機がいまどこを飛んでいるかについて,このサイトの検索機能を使うことで調べることができます.国際線も網羅されています.是非一度お使いください.

なお,RJAA(成田空港), RJBB(関空), RJOO(伊丹空港)などの,空港の4文字コード(ICAO空港コード)についてはwikipediaにも一覧が記載されています.

追記:flightAwareにはiphone, ipad用のアプリケーションもあります.

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