集合

富士の樹海の辺りまで来ました.なぞの地名だジラゴンノ.
あ どんぐりが転がっておる.どんぐりと言えば『どんぐりの背比べ』ですが,英語でなんというのか調べると,much of a muchnessというそうで,例文ではThey are all much of a muchness. というのが出てきました.
そいつら全部似たり寄ったりだぜ.

それでは登場していただきましょう,どんぐり拾って道端に並べてきました.



形が似たり寄ったりなのはいいけれど,『どんぐりの背比べ』というのは「実際比べるとかなり違う」という意味になりそうです.



夕暮れ前の紅葉台(こうようだい)から.
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like

フェイスブックにはアカウントはありますが,まったく開かず,稀に知人への連絡手段としてしか使いません。自分に残された時間を取られるのがもったいないことと,そもそも頻繁に仕様を変更するソフトウェアには共感できません.

フェイスブックに【いいね!】ボタンがあります.元のアメリカ版だと【Like】ボタンなのですが,それをいいね!と訳した人がいるのですね.

たとえば,誰かのフェイスブックへの書き込みとして,「昨日,お世話になった恩師のお通夜に行ってきました」とあったとき【いいね!】は押せない.敢えて押してもいいですけども.でも【Like】なら押せます.つまり,【Like】は決して【いいね!】ではないのです.

形容詞としてのlikeの語源・初期において意味したところをざっと調べると,「同じ特性や性質を持っていること」となっています.そこから「感じ方が似ている・共感を覚える」というニュアンスが出てきます.したがって,悲しい話に対して【Like】を押しても,それを分かっている人の間では違和感は大きくない.一緒に泣いてくれている,と.

一方,逆に,【いいね!】の訳が【Like】だとするには,動詞のlikeの第一義,“Think something is nice (to enjoy something or think that it is nice or good)”(ロングマン英英辞典)になるのでしょう.こちらの意味「好きだ・気に入る・好む」を我々は学校で「似ている」よりも先に習います.“I like music.”とか.何か・誰かを好きになるということは,まずはそのものに共感することが根底にあるわけです.それでその心の動きをlikeという.

ということで,フェイスブックの【いいね!】は変えた方がいい.とは言え【共感します】じゃあ固すぎるしね.【共感しますどすえ】もっとダメ.もういっそ共感する態度の表明もやめにして,そしてそもそもの話題も他愛のないものが多いようなら単に,【読んだで】ボタンとかどうでしょうか.そう言えばどこかの書き込みに【いいね!】じゃなくて【どうでもイイね!】ボタンが欲しいって書いてありましたね.

人間は社会性のある動物と言われますが,わたしはときどきそれを多少なりとも処分したくなります.

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古文書

『みやまえ江戸古文書を読む会』というのがありまして,会に入らなくても500円を払って単発の講座を受けることができます.その名もワンコイン古文書講座

前から気にはなりつつも,開催が平日と言うこともあり行けませんでしたが,今日初めて行ってみました.江戸期の古文書を読み解くというのが趣旨ですが,要はくずし字の判別とか意味の取り方,周辺の面白い話などを,講師の先生が教えてくれるというものです.

今日のお題は「紙漉と雪隠−トイレット・ペーパーのゆくえ−」で,概要としては以下の通り.

1842年ごろ(天保12年),江戸は本郷春木町3丁目の幸吉さんという家主(長屋の大家さん)が紙漉き(古紙の再生業)を営んでいて,奉行所に願書きを提出します.まず手続きとして,受け取った当番の役人の人がそれを書き写して,そこから願いについての処理をするのですが,古文書として残っているのは,その奉行所のものです.したがって字は綺麗なのだと思います.

本郷春木町は今の東京大学のある本郷3丁目の交差点のすこし東へ行ったところあたりのようです.古地図のサービス(ここをクリック)にて,三のラベルが付いているところが,偶然にも本郷春木町3丁目です.

さて,願いと言うのは,

(幸吉)諸物価高騰の折,浅草紙(あさくさがみ;トイレットペーパとしてよく使われた,簡素な再生紙)の値段も上がっておりまして,決められているサイズより少し小さい紙を漉いて原料費を節約してもまるで追い付きません.これは原材料である屑紙の値段が上がっているからでありますが,このたびよく考えましたところ,すなわち,江戸市中のトイレ(雪隠)に籠を設置し,そこに使用済みの紙(不浄紙と書いてある)を溜め,集めて収集する係(取集人;とりあつめにん)が隈なくそれを収集して,籠に溜まらないようにするってのはどうですか.んでもって回収したきったない紙を綺麗な水で洗って,漉きかえしてもう一度再生しちゃって安く売るってのはどうですか.もしそれが出来ますれば下々の者も少しは暮らしの足しにできるでしょうから,彼らが盆と暮れには家主に井戸の釣瓶(つるべ)を一つずつ納めることができます.どうかお聞き届けくださいませ.お奉行様.

途中,お上へ願う口調になってませんが,幸吉さんはちゃんと丁寧に書いています.

この中の一部,講師の先生も「ここはよくわかりませんね」と言っていたのは,盆暮れに従業員(長屋に住んでいる人?)が井戸の釣瓶を家主(幸吉)に納めるというもので,なぜ井戸の釣瓶が盆暮れに納めらることが,この認可の後押しになるのか,という部分でした.井戸の釣瓶になにかワケがあるようですね.

江戸時代,紙のリサイクルのシステムはすでに構築されていて,「くずーぃ,おはらいー」と言いながら,籠を背負って家々を回り,今でいう裏紙や字を書いて捨てる段になった紙を回収していました.落語では「井戸の茶碗」という噺が有名で,まさにこの屑屋さんとその大家さんが活躍する話です.

幸吉さんの最後の願いのところを書き下しますと.

「何卒格別の御慈悲をもって右願いの通り仰せつけられ,下置かれ候よう,ひとえに願いあげ奉り候.以上.」

この調子で,会社の企画の稟議書を書いたら通りますかね.


で,この願いですが,奉行所によりあっさり却下されております.まあ,汚いしなあ..
この,却下するという判決文は,古文書の冒頭に朱書きされています.それを当番の役人が幸吉に口頭か何かで通知したんでしょうね.

***

・読み書きができる.
・商売を考え付いても勝手に始められず,奉行所に伺いを立てないといけないものもあったということ.
・行政が庶民レベルで機能しているということ.

読み書きについては,wikipediaの識字の項目にあるように,

「1443年に朝鮮通信使一行に参加して日本に来た申叔舟は「日本人は男女身分に関わらず全員が字を読み書きする」と記録し、また幕末期に来日したヴァーシリー・ゴローニンは「日本には読み書き出来ない人間や、祖国の法律を知らない人間は一人もゐない」[2]と述べている。これらの記述には誇張があると思われるが、近世の日本の識字率は実際にかなり高く、江戸時代に培われた高い識字率が明治期の発展につながったとされる。」

いや面白い2時間でした.会場の最寄駅は東急田園都市線の宮前平ですが,会場まで坂が続き,「平らじゃねえ」と思いながら歩いて行きました.帰りは楽でしたが.

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数字

インド料理屋さん「サタースィー」の看板のデザインが「87」に見えるので調べたところ,
ヒンディー語での数字の表し方が書いてあるページを見つけました.当たっていました.

ヒンディー語での数字,0から99まではすべて別の名前が付けられているとは知りませんでした.パソコンかスマホで下をクリックしてみてください.

別のウインドウで開く

すごいなあ.覚えられないなあ.98がアッターンベー,99がニニャーンベー,42がバヤーリース..

酒屋さんに行って,そこのおやじさんに
わたし「バヤリースをバヤーリース本ください」
おやじ「配達しましょうか?」
わたし「むむ やるなお主」

知ってる単語に近いと覚えられるかも..でも桁が増えたら降参したい.

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語感で判断

モーブッサン(Mauboussin)というブランド名を知らなかった頃,電車の中でその語を発している人がいまして,それを聞いて『牛の総合商社か.しゃれの効いた社名であるが,どうせわたし聞き間違ってるんだろうな』と思ってしまったのは秘密です.ええ三井物産.

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創作活動

創作活動に入るとき,とりあえずネーミングから入るというのがありませんか?
小説のタイトルを決めてから内容を考えるというような・・・

さっき思いついた『ほどほど仮面』という語はどうでしょうか.ヒーローものです.怪人にやられている一般市民の前に颯爽と登場し,助け起こし,怪人を横目にたなびいたままの襟巻きで鼻血を拭いてやり無言で立ち去るほどほど仮面・・・ 来週の放映は果たしてあるのか!みたいな.

しかしそれでは「ほどほど」にも届いていないような気もしますが.せめて特製ベルトのホルダーに収まったガラケーで110番ぐらいさせたほうがいいでしょうか.

ほどほどはなかなか難しいようです.

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練習

今日は昼休みに「うかぬ顔」の練習でもしてみるか.

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程度問題

近所の小学校の校庭にあるプールの外壁を見上げて撮影.


ちょっとならあるいは..喜ばれたり?

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「昔の名前で出ています」 (小林旭)

名古屋往復の新幹線にての車内アナウンス
…網棚の上のお荷物をどうしたこうした…
思わず見上げましたが,網棚じゃなくてもあれは網棚と呼ばれ続けるのですね.
似た例が他にもありますでしょうか.

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語源 appleとmelonと果物

語源ネタ引っ張ります.原典はこれです.


画像の引用元

英語の“apple”は古い英語(大体西暦450年〜1100年)においては「すべての果実」を指していました.調べるまで知りませんでしたわ.1700年頃においては「berry(果皮が柔らかく汁気の多い果実)以外の,nutsを含んだ全ての果実」が“apple”の意味だったとされています.

例としては1100年〜1500年頃の英語“appel of paradis(綴り間違いではありません:天国の果実)”はバナナ(bananaは西アフリカ(おそらくセネガル辺り)の言葉),“fingeræppla”はそれより古い言葉でデーツ(ナツメヤシ)のことだったとのことです.

(ナツメヤシ:画像の引用元

うーむ.だからパイナップルはpineapple,つまり「松かさ(状)の果実」なわけですな.どうも昔からpineappleって変な命名だなと思っていました.まるでリンゴじゃないですもんね.

となれば(旧約)聖書に登場する「禁断の果実」はappleですが,実はリンゴとは限らないことになるわけです.現にwikipediaの“forbidden fruit”,禁断の果実の項では
Potential forbidden fruits of the Garden of Eden include the apple, pomegranate, the fig, the carob, the etrog or citron, the pear, and, more recently, the datura.
となっていて,曰く,リンゴ,ザクロ,イチジク,イナゴマメ(なにそれ),シトロン,ナシ,チョウセンアサガオ(幻覚作用がある)が「禁断の果実として可能性がある」となっています.

メロン行きます.

大雑把に言うと“melon”は「甘い,瓜的な果物」を指す言葉のようで,その元をギリシア語からの由来で説明するとmelopepon,これはmelo+peponだそうで,meloが「果実(apple)」,peponが「ある種の瓜」で,peponはまた「日光を浴びて熟れた」という意味とも繋がるようです(よくわかりませんや).さらにややこしいことに,peponがpumpukinに変化していくようなのです.メロン見てたらカボチャも出てきた.

カボチャはウリ科の植物で,アメリカではよく熟れた黄色いものだけを“pumpkin”と言います.ハロウィンのカボチャは確かに黄色い.凶悪な顔です.

(画像の引用元

しかし黄色くないものは“squash”で,日本の緑でおなじみのカボチャはこれは“kabocha squash”だそうです.

なんか知らんですが辻褄がすべて合っているように見えます.
語源を調べるとすぐいろいろ繋がって迷宮入りします.

***

以前読んだ日本語の語源辞典だったかには,「木になるもの」,つまり「木のもの」の「木(き)」を「木(く)」とも読むことから「くのもの」と言うようになり,またこれとは別に「〜のもの」を「〜だもの」と言うように変化して,木になる実を「くだもの」と言うようになったと書いてありました.

同じ例で,「毛の生えた動物」を「毛(け)のもの」と言い,これも転じて「毛だもの」と言うようになったらしいのです.これに字を当て「獣(けだもの・けもの)」という訳です.

以前から,ヤクルトが『きになる野菜』という野菜ジュースを出していますが,これは「木になるのは本来は果物」ということから逆説的な,そして健康のために「気になる」野菜,というのを混ぜたネーミングにしてあるのだと解釈できます(違ってたりして).

というように,語源から言えば,野菜は木にはならないものを指します.しかし定義はいろいろあって,スイカやメロンを果物とする場合も,野菜とする場合もあるようです.

よく引用する5訂食品成分表では,スイカ,イチゴ,メロンなどは果実類になっていますが,【JA全農による見解】という文面によると
一般に、野菜はいろいろな部分を食べるのに対して、果物は実だけを食べるのが特徴です。(ウン納得)例えばキュウリやエンドウは実、ダイコンやゴボウは根、キャベツやレタスは葉というように、野菜の食べる部分はさまざまですが、果物は必ず実です。

また、野菜は一年生か二年生の草で、収穫が終わると畑を片付けて次のものを作りますが、果物は多年生の木になる実ですが、同じ木で何年も、時には何十年も収穫を続けられるのも大きな違いです。(これも納得)
したがって、これに基づくと、スイカやメロン、イチゴは野菜に分類されますね。
となっています.引用元はここ

今回も疲れました.禁断の果実かもしれないナシ食べます.あ あれは西洋ナシ(pear)でしたか.

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