どこへ行ったのだろう



歌詞はたとえばこちら
1995年


JUGEMテーマ:日常。

パシフィック(231) つづき

↓冒頭の5小節目からの楽譜 列車が動き出そうとするところ.

上から6番目の五線譜がチューバで,動き出さんとしております.

↓終曲部.最後から13小節目からの部分.列車が減速しております.オタマジャクシ(♪)が右に進むとだんだんまばらになっているのが分かります.


この1ページ前がオタマジャクシの団体行進になっていて,たいへんギッシリしておりますが,それは割愛.

ところで,この曲を初めて聞いたのは中学生の時,自分で買ったLPのもので,オーケストラ版ではなく,富田勲の「宇宙幻想」に入っているものでした.テレビラジオで触れるものを風物の基準にすれば,ちょうどわたしが中学生のころから(アナログ)シンセサイザーが登場し,YMOがテクノポップの夜明けを告げるところでした.

現に,宇宙幻想の発売は1978年.これは富田の5作目のLPアルバムです.一方YMOは1978年にデビューアルバムと言われる「イエロー・マジック・オーケストラ」を発売します.その意味では富田は日本での先駆者なのですが,逆から言えば,それをいきなりノリよく仕立て直して(個人的に,仕立て直す前のものはクラフトワークとかDevoとかの印象),いわゆる軽音楽に直球で革命をもたらしたのがYMOとも言えるかと思います.

まあともかく,中学生のあのころには,それは凄いことでした.ここ20年ほどの,速く移動できるとか,携帯できる通話装置ができたとか,テレビの解像度が飛躍的に向上したとか,そういう『装置』による生活革命よりも,それが私にとっては音楽という心に直接来るものについての革命であり,その後の私に強い影響を与えてくれました.

ああ大げさですね.反省.

ともあれ,youtubeには海外リリース版の宇宙幻想(KOSMOS)がありまして,Pacific 231も聴くことができます.



「うわーなんて不気味な曲なんだ」と思いました.今聴くと,オーケストラ版よりもそぎ落とされている部分が多いので分かりやすいですね.踏切の音とか,富田勲の脚色付の構成です.そして必ず,縦が合います.シンセサイザーとデジタルシーケンサーの,計算音響装置としての可能性と特性をよく表していると思います.これが今から35年前の作品.

(つづく)

パシフィック(231)

↓これはスコア本の表紙.
img003.jpg

面白いクラシックの曲があると,稀にですがスコア(コンサイス版)を買ってきて眺めながら聴くことがあります.画像のは好きな曲の一つで,オネゲル(Honegger, Arthur)という人の作品です.今からおよそ90年前の曲.決して「ほねっがー」じゃなくて「オネゲル」,フランス人です.アルテュール・オネゲルさん(1892年3月生 - 1955年11月没).

これはPacific 231(読みはパシフィックに・さん・いち)と呼ばれる曲ですが,蒸気機関車を描写したものです.正式な曲名としては「オーケストラのための交響的断章,パシフィックにいさんいち」でしょうか.スコアではPacifc 231: Mouvement symphonique pour orchestreとなっています.蒸気機関車を心から愛したオネゲルが楽譜の冒頭に残した機関車の自筆絵が下のものです.

img004.jpg

まあかわいい.

wikipediaの記述にあるように,Pacificというのは蒸気機関車の車軸の配置をアメリカ式に称したもので,フランスではこれを231と言うそうです.だから,上の楽譜の書き込みにあるのは,Pacific (231) と,231がカッコで括られているのです.

曲は重量感のある蒸気機関車が,停止状態から徐々に動き始め,加速し,滑走するように走ったあと停車する,という描写に聴こえます.そしてこの曲が秀逸なのは,曲のテンポは徐々に遅くなる指定がされているのにもかかわらず,停車する手前のところまでにおいて,音符の刻みが徐々に細かくなることで,機関車が加速しているように聞こえる,というところです.

すんばらしい.これをcreativityと言わずして何と言いましょうか.

聴いてみましょう.1分55秒あたりから曲は始まります.イヤホンなどをして大きめの音量で聞くと細かいところがよく分かります.あんまりよい演奏ではないと思いますが.


どーですかこれ.歩きながら聴くといい感じです.轢かれそうになりますけど.

(つづく)


JUGEMテーマ:ノンフィクション



楽団ひとりかふたり

Photoplayerという装置です.言うまでも無く,めちゃ音が出ますのでご注意.


実のところ,記事を書き始めてはみたものの,よくわからないのです.まず,Ghost Paradeという1931年のアメリカ製トーキー(映画)があり,この演奏がそれを指しているのは確かなのですが,その18分ほどの映画のビデオでは.この曲は流れません.

そもそも,Photoplayerというのは,それより昔の無声映画時代に各劇場に設置されていて,映画を上映しながらそれにあわせて演奏するためのものと書いてあるのです.すると,この映画のようにトーキーだとどうするのでしょうか.映画から音声が聞こえてくるのに被せる形で演奏したのでしょうか.その辺りが謎です.ご存知の方教えてください.

しかしまあすごい楽器というか,メンテナンスが大変そうです.そしてなにより演奏者のおじさんが誇らしげでかっこいいですね.

中央の白いものがpiano rollというもので,巻紙になっており,基本的にそれがプログラムよろしくピアノを自動演奏する命令書になっています.効果音の指示もそこに書いてあるのでしょうか.

こういうのもあります.88鍵だそうです.これ楽団ふたり.

7拍子のトッカータ


John Rutter作曲 Two organ pieces の1曲目,"Toccata in Seven"

別の演奏例

これはすこしテンポが速過ぎると思いますが.

金管アンサンブルで編成するといいかもですね.

***
itunes storeで買って目覚まし時計の音に設定しました.いいですなあ朝から変拍子.


tune-in



↑クリックするとtune-inのサイトが開きます.

よくインターネットラジオを聴いています.パソコンでもスマホでも聴けます.無料です.
世界中に夥しい数の放送局がありまして,聴いたことのない場所にも放送局があるわけで,そこの言葉や選ばれた曲を聴くのは楽しいです.

最近よく聴くのは日本ではottava(オッターヴァ)の朝の番組,これはクラシック専門です.ottavaのサイトへ行って聴くのではなく,tune-inで聴いています.また,クラシックロックであれば(ただし80年代)99Rock(アメリカ)とかRMF FM(ポーランド).

局によりますが,気に入ったら聴いている曲を録音,あるいは個別に購入する機能もあります.さらに,聴きたい曲名を検索すると,いまそれをかけている放送局が一覧に出たりします.

海外は特にこのような○○のジャンル専門局というのが多く,日本のように番組を狙わねばそのジャンルの局が聴けないということが少ないのです.聞き流しにはちょうどよいです.昔の有線放送を思い出しますね.「USEN440」とか.しかしこちらは契約ベースですが.

***

話は変わりますが,ラジオドラマも昔から好きで...ラジオSFコーナーとか,青春アドベンチャーとか,よく聴いていました.

JUGEMテーマ:日常。



今はもう



ここのところ数ヶ月遅れのヒット曲を貼っておりますが,要は例のRMF FMでかかるからなのです.“Somebody That I Used To Know”by Gotye featuring Kimbra.

+++

では,今度はかなり古い好きな曲を.これはレコードを持っています.



Letter from Spain by Electric Light Orchestra (ELO)

I read the papers this morning
I saw your photograph
You look good in the movie
It must be so much fun

Letter from Spain
From someone I once knew

Letter from Spain

I got a letter this morning (You're doing very well)
Postmark said it was from Spain (Never thought you'd have the time)
Your writing is so very strange (To think of me and write)
I guess it always was that way (I'm glad you're doing fine)

Letter from Spain
From someone I once knew

Letter from Spain
From someone I once knew

Letter from Spain
From someone I once knew

Letter from Spain

(時期が来れば削除します)

ブログに貼ったこれらの曲はすべて購入しています.

JUGEMテーマ:日常。



無題


David Guetta - Titanium (feat. Sia) 投稿者 DavidGuetta-Official

対訳歌詞

So.. are you fragile?



歌詞の途中に出てくるricoche(リコシェ)はフランス由来の250年ほど前からの語らしく,銃弾が跳ね返ること,平たい石を水平に水面に投げて遊ぶ「水きり」を意味し,初期の意味は,物語の語り手が聞き手から繰り出される質問を巧みにかわしながら語るフランスでのエンターテイメントを指したようです.

歌っているのはこの方

A song, sad song



ポーランド(クラクフ)のFMラジオ局で流れていたのを聴いて,すぐitunesで買いました.250円.歌詞の解説はこちらがよいです.

最近インターネットラジオを通勤時に聴き始めて,ポーランドのFM局,RMF FM(えれめふぇむ)を聴いています.DJ(パーソナリティ?)はあまりしゃべらず,いろんな曲を流しているのですが,選曲が好みに合います.

ときどきニュース番組に切り替わるのですが,どうもポーランド語はドイツ語ともロシア語とも違う印象で,語感がやわらかいし,どうかするとフランス語っぽく聞こえることもあるので調べると,スラブ語系だけどラテン語系が混ざっているということでした.納得.

PCならここから聴こえるでしょうか.

PCで聴いていて,「これいい」と思ったらその場でその曲を買うことができます.

またiphoneなどのアプリケーション(tunein)では,ラジオを聴きながら,その10秒前に戻れる(10秒前から聴き直せる)機能があり,語学番組などでは便利でしょうな.

JUGEMテーマ:日常。



ある民族音楽

 
 平沢進 "Phonon belt"
 


歌詞は貼るわけにはいかないのですが,,ここにはあります.

JUGEMテーマ:エレクトロニカ

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